岩手山(いわてさん)

<標高2,038.2m>【雫石町・滝沢村・八幡平市】

盛岡市の西北盛岡平野と八幡平高原の中間にどっしりと構えた大型の活火山(コニーデ型)である。4町村にまたがり、平野部のどこからでも望める県内最高峰のこの山は、富士山型の雄大・秀麗な山容から、南部富士の別名で親しまれ、昔も今も南部地方の象徴的な存在となっている。

名称の由来は、乱暴を働いた鬼が改心の約束のため、岩の上に手形を押したことによるという説の他、3説ある。

山体は、生成の古い西岩手火山とその東部に新しく生成した東岩手火山からなり、最高峰は薬師岳である。

西岩手火山の大地獄カルデラは、東西2,500m、南北1,500mあり、北側が屏風岳、南側は鬼ヶ城と呼ばれる。御苗代湖、御釜湖の火口湖があり、お花畑といわれる植物群落が見どころ。一方、東岩手火山の鬼又沢カルデラは東西1,250m、南北1,700mあり、山頂は御鉢、火口は御室と呼ばれる。また、北東斜面の国特別天然記念物・焼走り熔岩流は享保4年(1719年)の噴火で流れ出たもので、その荒涼たる眺めは噴火時当時の激しさを物語る。

登山コース紹介

網張コース(雫石町側)

網張温泉からお花畑分岐を経て不動平へ至る一般向きコース(夏冬)

御神坂コース(雫石町側)

御神坂駐車場から不動平へ至る健脚向きコース

柳沢コース(滝沢村)

馬返口(柳沢)から八合目避難小屋へ至る集団登山向きコース。

山小屋

名称 所在地 収容力 開設期間 連絡先
岩手山八合目避難小屋 岩手山八合目 100人 通年 滝沢村
不動平避難小屋 岩手山九合目 利用可 通年 滝沢村
平笠不動避難小屋 岩手山八合目 利用可 通年 松尾村